地盤改良コストを抑える2つの工夫
― 家づくりの「見えないお金」を上手にコントロール ―
地盤改良って、意外と高い?
マイホームづくりを進めていると、予算書の中に突然現れる「地盤改良費」。
「え?こんなにかかるの?」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
実は、地盤改良は建物を支えるために必要不可欠な工事。
でも、やり方次第でムダなコストを抑えることができるんです。
今回は、無理せず安心を確保しながら「地盤改良費を抑える2つの工夫」をご紹介します。
① まずは正確な「地盤調査」を行う
一番のポイントは、「正確な地盤調査を行うこと」。
私も過去多くの地盤調査報告書を見てきましたが、同じ報告書でも、地盤調査員や地盤会社によって内容は全然違います。
地盤調査が不十分だと、実際よりも弱い地盤と判断されて、必要以上に深い改良や過剰な工法が提案されることがあります。
また逆に、実際よりも強い地盤と判断されて、改良工事を行わずに、地盤沈下をしてしまう事例もあります。
👉 ポイント
- 経験値の高い地盤調査員や地盤会社に依頼する事
- 近隣データや現地の周辺状況、地形や土質も併せて判断する事
- 地盤改良が必要かどうかの判断をする際に、地盤保証会社等にも解析を確認する事
たったこれだけで、過剰な改良を防げる=コスト削減につながるケースが多いです。
② 適切な工法を選ぶ(“高い工法”が最適とは限らない)
地盤改良工事には、大きくわけると3つの方法があります。
| 工法 | 特徴 | 費用の目安(30坪) |
|---|---|---|
| 表層改良工事 | 地表から2m程度まで、セメントを混ぜて支持地盤を形成する | 約40~70万円 |
| 柱状改良工事 | 深さ2〜8m程度のセメントを混ぜた柱状体をつくる | 約50〜100万円 |
| 小口径鋼管工事 | 小口径の鋼管杭を回転圧入して補強する | 約80〜200万円 |
地盤の性質によって最適な方法は異なります。
上記の工法以外にも、現在は様々な工法が開発されており、安心安全は当然ですが、環境に考慮した工法等
選択しは多いため、適切な改良設計を行い、適切な改良方法を選ぶことが重要となります。
まとめ:安心とコストの“ちょうどいいバランス”を
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| ① 正確な地盤調査 | 不要な改良を防ぎ、ムダな費用を削減 |
| ② 適切な工法選び | 地盤に合わせた設計でコスト最適化 |
💡ワンポイントアドバイス
地盤改良工事は「見えない部分」だからこそ、経験値のある会社に相談し適切な工法を選ぶ事が重要です。
安さだけで選ぶと、後から沈下トラブルや再調査や再改良工事のリスクが発生する可能性も出てきます。
🏗️ 8Edge株式会社の取り組み
当社では、
- 地盤調査
- 改良設計・施工
- 地盤保証手続き
を一貫して行うことで、安心とコストのバランスを両立しています。
「見積もりを比べてみたい」「他社の改良案を確認したい」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。


